天安門広場

天安門は中国の顔。中国のシンボルとして世界に知られている。中央には毛沢東の肖像画、その左右には「
中華人民共和国万歳」のスローガンが並び、門楼の上には国旗がはためいている。この天安門は故宮への入口
であり、黄色の瑠璃瓦と紅殻色の壁でできあがっている。
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天安門の前には南北880m、東西500mと世界最大の広さを誇る天安門広場がある。後楽園球場の10
倍の広さで、40万人から60万人の人が国慶節やメーデーの日に集まるため50cm四方の花崗岩の敷石に
は多人数が一度に整然と並べるように行列番号がふられている。
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1949年10月1日、毛沢東はこの広場を埋め尽くした人民を前に天安門楼上より建国の宣言を行い、文革
中の1966年には紅衛兵とも接見した。天安門を背にすると、右手の人民大会堂、左手に革命博物館と歴史
博物館、そして中央には高さ38mの人民英雄記念碑があり、その南には毛沢東の遺体を安置した毛主席記念
堂がある。
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故旧博物院の見学疲れか、頭が、「ボー」っとしたまま歩いていると、天安門の入場口手前でアイスクリー
ムを売っていた。早速、買った。すると、現地添乗員が「食べるのは、止めた方が・・・?」と忠告してくれ
たが、食べた。「冷たくて、美味!」。おかげで、すっきりとした。
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私達の順番が来て、広い階段を、上った。目に飛び込んできたのは、テレビなどで、時々映し出される、超特
大の広場だった。左、中央、右と分割しないと、視界に入らない程だ。我々が今、立って居るところは?「あ
の場所!」
やっと、気づいた。中央の部屋を、パチリ!すると、監視員が「撮っちゃダメ!」と言った。中央
に「撮影禁止」の立札。「ごめんなさい!」次ページへ・・・表紙に戻る
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