街角スナップ

 バスによる移動中、窓越しに見えた「生活風景」の中で、乗り物が印象に残った。中国といえば、自転車。都市部では、きれいな服装の女性も、乗っていました。三輪自動車も多く走っていて、幌付や、荷台に人を乗せている車も有った。交通量も結構多くて、大きな交差点では、お巡りさんが、交通整理をしていた。オートバイジープ、自動車、サイドカーダンプカーなど多くの車種が走り、街角には、ガソリンスタンドも有りました。市民生活での乗り物として、トロリーバスが数多く、運転されていて、三輪自転車のタクシー?なども走っていた。観光地以外では、特に駐車場の確保が無いためか、ほとんどの車が、路上駐車されていて、繁華街では、歩道に止められていた。数は少ないが、若者の中には、ドロップハンドルのサイクリング車に、乗っている人も見かけた。農村部では、馬が荷車を引いている姿が、多く見られた。
 他の風景としては、大きな通りには、市民の日常生活に必要な、ゴミ箱郵便ポストなども整備されていた。都市部では、高層アパートが建ち並ぶ姿が多く見られたが、農村部になると、レンガや土壁の家が多く、暑いためか、歩っている人々の中には、上半身裸の人が多かった。
 カルチャーショックは、やはり「トイレ」に尽きる。俗に言う「ニイハオ・トイレ」の構造を受け入れることは、出来ないであろう。ドアは勿論、仕切壁もない所で複数の人が、用を足すのである。観光地の一部で、仕切壁のあるトイレも有ったが、ほんのごく一部なので、地元以外の観光客は、ホテルへ戻るまで「我慢?」するしかない。我々の中にも、暑くて、喉が渇いても、飲み物などの、水分を控えている人がいた。次ページへ・・・表紙に戻る